ボジョレー解禁にみる小売業の「演出」と「提案」
ココログのトラックバック野郎のテーマがボジョレーなので、
今回は、ボジョレー解禁にちなんだ話。
あとは、クオリアにちなんだ話。
小売業は、サービス業だといわれています。
今や物あまりの時代。
お客様が買い物をするのは、
物自体が欲しいのではなく、
その物を買うことによって、得られる価値を欲しがっているということ。
そして、小売業は、
その物を通した価値自体を提供しているということです。
同じひとつの商品でも
使う側の気持ちや状態、使い方によって
価値を大きく変えていくことができます。
それは、小売業の立場からは「演出」と「提案」というかたちで
変化させていくことができると考えています。
「演出」とは、一つの商品に関して、付加情報を
お伝えすることで、
商品から想起される感覚、質感(クオリア)を
新しいものに変えていくやりかたです。
また、「提案」とは、一つの商品について、
使うお客様一人ひとりにあわせた
活用方法をお伝えすることで、
物自体の価値を高めるやりかたです。
今回のボジョレーヌーヴォーは、その「演出」のひとつ。
ボジョレーの持つ、期間限定のイベント感を楽しむために
ワイン好きも、そうでない人も、
この解禁日にはワインを購入します。
それは、この日に飲むワインの味自体が、
正確には、この日に飲んだときの
味によって想起される味の質感(クオリア)が、
ボジョレー、解禁日という情報で、
普段飲むワイン以上に美味しく変化しているためです。
余談ですが、
脳科学者 茂木 健一郎さんの著書
「脳と仮想」によれば、
昆虫の「蛍」を見たときに、
日本人がもつ「はかなさ」といった感覚、質感は、
欧米人のものとは違っているそうです。
それは、日本の文化がもつ場によって、
昆虫それ自体の情報に、
新たな価値を重ね合わせてみています。
小売業は、「演出」によって、
その商品の価値を大きく変えことができます。
そして、ネットは、
その役割を担う
大きなツールでもあるといえます。
■ 茂木健一郎 クオリア日記
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/
人気blogランキングに参加しています。
この記事が参考になった方は、クリックしていただけると、助かります。 ^ ^
人気blogランキングへ
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/152889/7224465
この記事へのトラックバック一覧です: ボジョレー解禁にみる小売業の「演出」と「提案」:



コメント